家で観た話

すっかり内容を忘れている過去の映画は沢山あるけれど、見たという事実を忘れている映画も沢山あることに最近よく気付きます。たとえばこの頃は『ヴァネッサ・パラディ奥様は魔女』とか『カウガール・ブルース』とか、未見だと思ってテレビ放映を見ていると、途中で「あれ?」っと思う。そう、よくよく考えてみれば、どれも過去に見てはいるが全てビデオ鑑賞だったものばかり。確かに直接劇場に出向いたのとそれとでは記憶の引っ掛かりに差はあるけれど、確実に老化が進んでいるのだと思わされてちょっとブルー。
そうそう『カウガール・ブルース』、ユマ・サーマンの表情のあの乏しさについて、公開当時はどんな評価がなされていたんでしょう。私がそう感じるだけなのかな。なんだか気になりました。鶴のコスチュームの全身タイツは、いま見てもレーシーで可愛いですね。