をどり・おどり

ホームからダッシュでタクシー乗り場、ヤサカの四葉はおらんかね? お茶屋の女将さんが携帯にかけてくる、運転手に渡して宮川町歌舞演場までナビ、到着。舞台の前に点茶があるのだけれど想像していたものとは全く違っていて、流れ作業的スピードで3人がけの机とイスがぎっしり並ぶ部屋の入り口で案内を待ち席に通される、目の前の机の上には和菓子の乗ったお皿が。部屋の前方の一段高くなったところでは舞妓ちゃん二人がお茶を立てているのだけれど、私やまわりの人たちには女将さんたちが奥から運んできた分を(最前列の人たちは振舞ってもらえていた)いただいた。お菓子を食べ終えた“茶席皿”*1はお持帰り下さいと告げられる。薄茶と和菓子を流し込むと開演1分前、第55回京おどり「都風流花歳事記」全七景ですってさ。「宇治茶摘娘」とか「祇園祭花舞」だとか、唄の文句が一番良く分かったのはフィナーレの「宮川音頭」*2だったという、自分の素養のなさが伺えます(笑)。たっぷり出した彼女たちの赤い襦袢がまぶしかったよう。

*1:裏に“京おどり”のロゴ入り

*2:いわば宮川町スポンサーのCMソング、お買い物なら高島屋ってなのをオールスターで唄い踊る。この時全員が登場すると前後二列で舞台の端から端まで並ぶのだけれど、これが昔はもっともっと舞妓ちゃんたちがいたから宝塚の大階段を思わせるセットにずらり、だったのだそう。圧巻だったろうねぇ