木村伊兵衛と土門拳

inukoさん*1や花さん(id:hanaco:20040207)のところでも話題になっていてとても気になっていた写真展、有楽町朝日ギャラリーにて。ねぇ、昔の日本って日本人って!という要素がまずインパクト、水がしみ込む砂利だらけの歩道もあの厚いまぶたの感じもそれが乗っかっている大きな頭蓋骨も。柔らかで、甲冑っぽさがどこにもない着物の姿は見ていて気持ちが良かった。こうして二人の作品を比べると、真正面な土門に対して、木村の写真はいろんな意味ですけべにおもえました。リアリズム写真家と呼ばれていたそうだけれど、恐らく彼の土台であるロマンチシズムの方がそれよりも際立って見えました。

*1:http://hasuyan.at.infoseek.co.jp/mokuji2.html 第2日記に詳しく書かれています