黒田商店の花緒

この前、銀座のかねまつホールで開催されていた『石田節子のたんすの中身展』の一角に履物の黒田商店さん*1も出店されていて、こちらは創作履物のお店なんですが、なかなかにしゃれた花緒の布選びが見ていてとても楽しかったです。和柄を用いるにしてもありがちな復刻縮緬ふうプリントなどではなく、鮮やかかつすっきりとした柄行きの布を遣っていたり、ふんわりとしたアイボリーの花緒も素材感がよく出た生地で作られていたりして、純粋におしゃれを楽しむ為のアクセントとして機能している感じ。さすが紬の着物と合わせて展示されているだけあるなぁと思いました。花緒のお誂えを自力センスに任せるのにはいまいち自信が持てなくても、こういうお店のセレクトは心強い存在になってくれそうです。次の東京への出店は4月に恵比寿で行われるそうです。

*1:高松市田町8-2/087-831-5758