最後まで

読めるかしら、この調子だとなんだか不安。それってのは、おねえさまが読んだという『枯葉の寝床』をあたいも真似して積ん読山から引っぱり出して(よく見たら初版、すっかり忘れていました。購入当初は何らかの気合いがあったのでしょうか)開いてみたら、これが見事なくらい一言一句に耽美濃縮、見開き1ページにつき今のJUNE*1系小説1册分というのは大袈裟な言い方かもしれないけれど、ボーイズラブの全てのエッセンスが濃厚に立ちこめる様がありありと感じられて、耽美に当てられる→身もだえ→休息が必要、というサイクルをくり返さずにはページを進められない体たらく、になってしまったからなのです。耽美ものに対してそんなに虚弱ではないはずなんですけれども。元祖とはこういうことを言うのですね、恐れ入りました。

*1:去年見掛けた25周年記念号に竹宮恵子×中島梓の対談が巻頭で掲載されているのを発見して、むせ返りそうになりました