旅 ―「ここではないどこか」を生きるための10のレッスン

では気をとりなおしてというより落ち着けて今日の見聞録。
昨日行くつもりだった(夕べの寒空の下、お堀に囲まれたランドスケープを想像するだけで寒気が数割り増しになり怖じけついた)東京国立近代美術館へ、またまた最終日になってしまいました。ジョセフ・コーネルの箱を確認するのが一番の目的でした。できるだけ何も考えないようにして、というのはそうやって美術作品の類いを眺めて感じた印象から初めて、意味を考えるというのが割と好きな鑑賞方法だからなのですが、抜けのある展示空間をぶらぶらしていたら非常に単純ですが、疑似旅がきまってきて気分も少々高揚して気持ちが良かったです。コーネルの箱には妖精がいました。