モガる

少し遅めに起きて、Yちゃんの作った野菜スープをいただいた後、夕べのレモンタルトも食べました。しっかりしつつもさくっとした生地に重なる甘酸っぱい風味がさわやか。
名鉄呼続駅まで、今日は念願の“モガ”隠れ家ギャラリーえん*1にお邪魔してカーニシさん*2と前野さんに出迎えて頂きました。“えん”の古い日本家屋の玄関を上がったとたん「来たー!」と(笑)。二間ある販売スペースをあれこれ物色して、一番最初に目についたのが実は着物ではなくフェルトのトナカイのぬいぐるみでした。なんでも地元のリアルおばあちゃんが制作しているものだとか。ううーん、おばあちゃんと聞いてますますびっくり。所謂“おかんアート”なずっこけ感は皆無で、とても完成度が高いのです。他にも象や亀がいくつかあって、どれも全体にモダンな線画ふうの刺繍が施されているのですがそれも美しい。色の感覚に森麗子さん*3と近いものを感じます。トナカイは真白の立派な角に(この部分ももちろんフェルト)ややくすんだ感じの水いろのボディで、濃いまつげを伏せた表情がほんとうに可愛い。そしてボディには、実や葉の付いた枝を白〜青のグラデーションで刺してある。思わず女子っぽく「連れて帰ります」とかなんとか言いながらしっかり掴んでしまいましたよ。
その後、web上でお馴染みの着物女子のみなさんと喫茶スペースでお喋り。みなさん揃って着物姿で目に楽しい。桃さん*4とはお互い「あーあなたがあの!」なんて言合ったりして面白かった。ユウコさん*5からはバーチャル茶室のひみつを聞かせてもらったし。それにしても洋服よりも数段キャラや好みが浮き出て見える気がするから不思議です(初対面だけれども‥)。常々webもいいけれど実際お会いするのが一番楽しいと思っているのでとても嬉しかった。また遊んで下さいね。みなさまどうもありがとうございました。
その後矢場町駅でYちゃんと落ち合い、今日のナゴヤン食“あんかけスパ”を体験しにヨコイ*6へ。メニュで具の組合わせを確認して、割としつこくなさそうに見えた“サンジェルマン”なるものをオーダーしたのですが、これが凄かった。確かに具の一つにピカタと書かれていたけれど、他の具が全て卵とじになって麺に乗っているんですもの! あーびっくりそして凄いボリューム。そこにあのあんかけ“ヨコイ”ソース、天津飯の洋食アレンジ版と言ってみれば、その様子が何となく伝わるでしょうか。勝手を知るYちゃんの選んだ具はキノコ、この時ばかりはほんと真似すればよかったと思いました。名古屋の食で苦手だと思ったのはこれが初めてです。うーん単にボリュームの問題かしら、機会があればもっとあっさりした具で再チャレンジしてみたいと思いました。
その後、地元女子の間ではホスト・カフェとの呼び名も高いTIGER CAFEでひと休み。そう聞くからにはけっこう色ものっぽいお店なのかと思いきや、オープンエアでフレンチ・スタイルでつまりオー・バカナルのような設えで、噂されているようなホストっぽさも特に見当たらず、感じのよいギャルソンとそうでもないギャルソンとが混じった普通のお店のように見受けられました。もしかしたら曜日によっては激しくホスト的な日があるのかもしれません。イチジクのタルトはみずみずしくて美味しかったです。
◆millerタートルカットソー/卵いろ×白、ジャージ素材のフレアスカート/明るい紺地に星柄のフロッキープリント、Vネックの大きなボタンがついたニットカーディガン/黒、タイツ/黒、girlie/赤エナメル、マルシェ/オフホワイト