大須・他

duplo2003-11-07

朝はYちゃんの南瓜の煮物、風味付けにさっそくD&Dスパイスが使われていて、いやーこれ美味しいね私も東京帰ったら買ってみよう、それとミューズリーのヨーグルトがけ。予報を聞くと外気温が25度とは何ごとか、とりあえず持ってきた洋服で一番涼しいと思われる組合わせで出ました。
今日はまず今日実からまわろうと昨日に引き続き大須へ。しかしお店には5時オープンの貼り紙がしてあったので今日はここは諦めて他をまわることに。それにしても着物以外でも状態がよくてかわいい洋服の古着を揃えたお店が多くて、普段はあまり見ないのですが浮かれてしまっていろんなお店を覗きました。中でもデザインやディテールのかわいらしい服を揃えているponkaとバッグや靴など小物類も充実しているTaoというお店が店員の方の感じもよく、どちらも60年代中心のセレクトといった印象で、気軽なものからデザイナーのプレタポルテまで比較的買いやすい価格で揃っているようにお見受けしました。
合間に台湾風のビーフン炒めや、“おばあちゃんのだんご屋さん*1”に寄って、おばあちゃんがまぶしてくれたきな粉だんご頬張ったり。kikiやYちゃんお薦めの花屋さんPEU CONNU*2も覗きました。
その後中野呉服店とコメ兵*3きもの百花展(西館2〜3階)、コメ兵はとにかく売り場が広くて、特に3階売り場の“素材・材料用”にカテゴリーされた着物のラックを見てまわるのが楽しかったです。素材用というからにはしみや汚れのあるものになるのですが、そうはいっても着られない程の物は僅かだし、自分の目で汚れの程度や位置をチェック出来るのであれば、探す楽しみのあるお得な売り場になるとおもいます。どちらのフロアも平日の日中にもかかわらずにぎわいを見せていて大須は着物のまちなのだと実感しました。
コメダ*4で珈琲をいただくと小皿に豆菓子がついてきました。今日はこの後もナゴヤン食ツアーが控えているので、前回賞味して感激した甘くてでかいヤツ“シロノワール”はオーダーを頑張って我慢。だってね、あれ食べたら一食抜かなくては腹具合的にも気持ち的にもきついのよ。
その後JJ読者ご用達の光り物アクセサリーのお店をちらりと(店名忘れ)。ラインストーン遣いの手ごろなアクセサリーが揃っていて、女子ジャンルを違えた私でも見ていて楽しかったです。名古屋のJJさんたちはここや地下街“サカエチカ”で光り物を調達するのだそう。そしてこれらを自前のダイヤモンドを後方援護するのに用いるのが名古屋流というではないですか。そんなことをしたら本物のダイヤもフェイクに見えはしないか?という疑問とか、一点豪華主義という言葉などとはどうにも無縁らしいあっぱれさ、こういう地域色の現れたエピソードは面白くて大好きです。
地下鉄で藤が丘、それいゆ*5へ。セレクトに気が配られたお洒落なアンティークがたくさんありました。オリジナルの柄物の足袋はネル地ものもあってこれからの時期に良さそうです。
その後高岳駅で降りて、代官町の味噌おでん屋とん八へ。カウンターのみの落ち着いたお店は昭和建築の香り。まっくろなおでんは見た目の迫力とはうらはらに、穏やかな八丁味噌の風味が品良く素材の味と混ざりあっていて美味しい。卵ほっこり牛筋はとろり。味噌の隠し味にざらめを入れているとのことで、そのほんのりした甘味は普段東京で食べているおでんとは全く別物だと感じました。意外とあっさりしているので、二人で何本もいただけてしまいました。瓶ビールをいただきつつ合間には味噌串かつも。
お店を出て、食後のお茶でもと洋菓子・喫茶ボンボンへ。Yちゃん曰く「店構がメキシコっぽい」。そういえば以前彼女から見せてもらったメキシコの旅の写真の中に、ここの外観が紛れていてもあまり不自然さは感じないかも知れないと思いました。水色のネオン管で象られた“CAKE BONBON”の文字が、お店の大きな窓のひさしに静かに映えていて、その下には丸くて小さな赤と黄色の電球が交互に並んでいます。中は小さなホテルのラウンジのよう(しかし雰囲気は非常に庶民的、近江屋洋菓子店をずっとリラックスさせた感じといえば分りやすい?)で、今晩はなんだか少しだけ名古屋の昭和建築巡礼っぽい。紅茶が来るのを待つ間、併設のケーキショップで持帰り用にレモンタルトなどを選んで包んでもらいました。飲み物もケーキもとても手ごろで何より落ち着けるし、こんなお店が自宅の近所にあったら最高だと思いました。地元では有名店らしいですね。
腹ごなしに栄駅まで歩くことに。途中オアシス21*6の巨大水盤の吹き抜けを覗き込むと特設ステージ上では愛知万博がらみのイベントリハーサルをしている模様。タップダンスをする男女を、万博キャラクター*7の着ぐるみ二体が左右にむっくり揺れながら見守っている様を上から眺めていると、当然頭を過るのはみうらじゅんの“ゆるキャラ”、調べてみるとこの“モリゾー&キッコロ”は『アランジアロンゾ』のデザインなんですね。微妙な完成度の高さが、実はインパクトの弱さに一味買っているのかもというのは余計な心配でしょうけれど。ああ、でも私が考えていたのはゆるキャラとしてのポジションであって、一般に万博のキャラクターとして捉えるならば何ら問題はないですね。こういうことを思っている人、多いんだろうな。
◆millerタートルカットソー/チャコール×紺、ジャージ素材のフレアスカート/明るい紺地に星柄のフロッキープリント、タイツ/黒、girlie/赤エナメル、シルクの薄手ストール/黒、マルシェ/オフホワイト

*1:http://www.ohsu.co.jp/shop/mitarasi.html ここの一番上の『新雀本店』 おばあちゃん小さく映っています。隣でだんごを食べる若者もいいフォルム。

*2:http://peu-connu.net

*3:http://www.komehyo.jp/

*4:http://www.cam.hi-ho.ne.jp/toshiking/ ファンサイトが! ここによると、シロノワールのオーダーの通し方は「シロ」とな。

*5:http://www.sojp.jp/

*6:http://www.sakaepark.co.jp/

*7:http://www-0.expo2005.or.jp/jp/whatexpo/mascot.html