duplo2009-10-25

いつの間にかリニューアルオープンしていたオマージュ。一区画先へ移転し席数も増えサイトから予約状況も確認できるようになったおかげで、晴れて本日ランチへ伺うことができた。初回なので手軽な向きのコースで注文。アミューズにフランス産のフレッシュなオリーブ、チーズの小さな薄いトースト、小さな球体の一口メンチカツ。前菜は会津産馬肉のタルタルアボカドのワカモーレ添えアンチョビ風味のソースに、確かブルゴーニュ産の唐辛子スパイス。メインは網脂で包んだ豚肩肉のミンチを焼いたものとトマトなどの野菜を刻んだソース、野菜のグリル。フォカッチャに添えられたオリーブオイルも青っぽさの中にほのかな苦味を含んでいて好きな感じだった。
デザートはピスタチオをごく細かく刻んだアイスクリームと、ベリー系のソルベを載せたヌガーグラッセ! ヌガーグラッセはレンヌのレストランで食べて以来とても好きな甘味なのだけれど、洋菓子にあまり熱心ではない自分は今日まで日本で巡り会えたことがなかった。軽くググってみると、デザートとして供しているフレンチレストランは幾つかあるものの、例えばお茶のお伴にそれのみで食べられそうなお店は見当たらない。もっと気軽にありつけるといいんだけれどなぁ。
ハーブティはポットではなく、なんとタンブラーから北欧製のカラフルなゴブレットに注いで給される。チャーミングな演出に感心。浅草の(特に和食以外の)店がやってしまいがちな下町風情にあふれたアナクロニズム(それはそれで別にいいのだけれど)は微塵もなく清々しい。