エロスと怪奇とアンティーク、そして瑪瑙の渦。展示会と打ち合わせの合間に、ラフォーレ原宿の「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」を見てきました。もしもヤン氏に質問する機会があったなら、私は彼に好きな食べ物や今まで食べた中でおいしかった料理が何であるかを尋ねてみたい。だって彼が表現する食物はいつだって「うえー」。例えば映画『アリス』の中、いけない虫が缶詰から這い出すシーンなんて、忘れたくても忘れられないもの。そんな人の食生活ってどんななのかしら、という想いは今回の展示を見てますます強まりました。来日のときには日々どんなメニュで過ごしたのかな、とか。
あとこのご夫婦、マイルドに芸術家という枠に入れられているけれどそれよりも、職業魔術師といったほうが正しいような。世が世なら確実に火炙りだと思う。
神奈川県立近代美術館で展覧会を見た時にも思ったけれど、作品『大冒険物語』の書籍化を希望。そしたら『フォーニコン』の隣に並べます。