あたいと「あたいの一日」

duplo2005-11-09

「角膜の奥まで届きそうにまっすぐな冬の光」の中、「あたい」は「ぼんやり」目蓋を開いた。そう、「小春日和」の「空気を肌で感じたら」これが「あたいの一日」の始まり。「寝ぼけ眼をこすりながら」「あたい」は包丁で山形産のラフランスの皮を剥き実を皿に削ぎして、「果汁のしたたる」その一かけを口に運びました。
こんなふうに『文章教室 (河出文庫―文芸コレクション)』の上っ面をなでたくなったのは*1、間違いなく『Journal』id:achaco:20051109 の日記の影響が大きかったからです。もうこれね、本家取りつうか完コピに近い。このduploの日記を読んで下さってる方なら、必ず面白いと思うはず。なので、ぜひぜひ行って読んでみて下さい。
そんでその中身。あたいの文体模写に留まらず「ちょっとしたフェティッシュかもしれなくて。」って箇所には、こっそりと先出の「お姉さま」が係っているという、“マリみてニュアンス”までもが用いられているようにお見受けした。高度です。おまけに食の傾向までちゃんと掴まれているので「achaco、おそろしい子…!」とかゆって白目がちにもなりましたが、でもまぁあたいの日記はけっこう真似しやすいのかも知れない。その日のラストの見出しは“[洋装]”にし、着ていた服を記録すれば完璧です。
あと、こういうトラックバックしっこなやりとりをおおっぴらに公開して「ああだこうだ言って」いると「馴れ合い」だなんて言われてしまうのかもしれませんけど、でもまぁ実際仲が良いので「ここはひとつ」「生暖かい目で」見ていただければなーと思います。

*1:読んで随分経つし本は実家にあるしで「」使いなどのニュアンスがすごくうろおぼえ。どうかお許し下さい