アール・デコ展/東京都美術館

duplo2005-06-23

楽しかったけれど、デコよりヌーヴォのほうが私はいいな。絵画に落とし込まれたメタリックの質感の表現に、なぜだか少し恐怖を覚えるのです。カッサンドルを仕方ないとは思えても、タマラ・ド・レンピカの頬の滑らかさは長い時間眺めらるものではない。この感覚は子供の頃から変らないのですが、これらを心地よく鑑賞できる日がいつかやって来るのかも来ないのかも。
画像は出展作品「流星に扮したナンシー・ビートン」(セシル・ビートン)の部分。