適当にしばっちゃ、だめ?

ときどき見かける検索ワードに「トレンチコート 結び方」というものがあるんですけれど、察しの悪い自分にはこれがいまいちぴんとこなかった。でもね、銀座界隈でトレンチの腰のバックスタイルに、それはそれはぴしっとしたおリボン状の共布ベルトをあしらっている女性がいて、その後気をつけて見てみた他の人のその部分もリボン型ではないにしろ、何かちょっとしたテクニックを要するであろう結び方が施されていて、なるほど、きっと検索の主(の殆どは女性ということも同時に判明)はこういう技法を知りたかったんだと急に合点がいった。
こういう細部へのこだわりって良い意味でも悪い意味でもなくまっすぐに「日本の女子」的であるとしみじみ。私は昔からこういう器用さが眩しいんです。中高生のときなんか、ちょうど今の季節に襟元でウール素材であるにもかかわらず均整のとれたフォルムでリボン結びにされたバーバリーチェック(当然ネイビー基調!)のマフラー姿のクラスメイトをやっぱりある意味尊敬の眼差しで追ったりしたもの(今はそんな結び方に凝る子はいなさそうだけれど)。え、けっきょく女子のリボン結びによわいって話ですか。ちがうちがう!