素潜り上手になれるかな

手に入れることの出来ない人様の冠をこの日も観察。それは放蕩息子という名の道筋なのだけれど、自分がいくら望んだところでまぁ大体に女性ホルモン多めの形状に甘んじているところからも、最上級に近付けたとて放蕩“娘”がやっとでありしかしそう呼ばれるにあたっては絶対的に色気、メイクで言うならば漆黒極太跳ね上がったアイライン膨らみなぞるリップラインなどなどの要素が可視不可視共に欠乏している自分自身にはしっくりこないのでせいぜい指をくわえてついでによだれの一筋でも工夫しようかという心意気でございます。とかいう浮かれたたわごとも呟きたくなるような、あのね今日は授業だよ。階段教室に同期の学友と並んで座るあたいモングラー。自由研究ゼミナール、近・現代商業音楽史。ジャズは記号化によってモダニズムを獲た、とかそういう内容を理解に務めつつ90分。出席のサインは『Chansons extraites(de Degustation a Jazz)』*1ジャケットにいただきました。放課後はクラスメイト行きつけの立ち飲み屋(システムはキャッシュ・オン・デリバリー)で集う親父の面々を肴に今日のテーマ、ビバップの仕上げ(笑)を寒梅と共に滲ませたよ。