音楽だとか恋だとか

食中毒だなんだと鳴り物入りだったDEAN&DELUCAへお友達の希望もあって行ってみました。オリジナルのスパイス類を物色した後、テーブル席でお茶を注文すると、なんとメニュにある10種類近くのオリジナル・ティが一つを除いて全て切れていて、でも既に頼んでしまったフォンダン・ショコラとの組合わせを考えると、どうもそのオンリーワンであるレモングラスではしっくり来ない、どうしましょうとウェイターに尋ねてみたところ他メーカーの紅茶でならダージリンがあるということだったので、そちらにしてみたところ、ティーポットから垂れたティーバッグのタグがすっかり切り取られていたのが、ここのお店の姿勢を表しているようだなぁと妙に感心させられました。

移動してトキオカへ。ここから久々に会うKさんも参加してすっかり同窓会的雰囲気に。ええ、カウンターの中には私達のセンセーもいることだしね。ついつい、他人を悪く言う時に「美大生みたい」だなんてまるっきり自分のことは棚にあげて言ってしまいますよね、なんて。今日いただいたのはさつまいものブルーチーズソース和え、鴨肉と蓮根のバルサミコソース、松茸のパスタ、山ぶどうとウォッカのオリジナルも美味しかったです。でもYちゃんと私はそれぞれ明日があるので、いただいていたのはほぼ蓮の葉茶だったのですが。

Kさんの所属する音楽誌の会社ではTHE STROKESの評価がとても高いらしく、「ベルベッツみたいなかんじ(それはジャケからの印象が7割方だったりもするのですけれど)じゃなかったかしら」と一枚目をちらっと聴いただけの私にとってはその盛り上がり方はいまいち分らなかったけれど、次のアルバムは視聴してみようと思いました。そしてトキオカのBGMはこの頃お薦めの田中亜矢、アルバムの中ではニール・ヤングのonly love can break your heartを原曲ムードを保ったカヴァで展開していました。しかしここで(もちろん)saint etienneの名前が出ると頬も赤らむってもんです。夏のフェスティバルについてもちょこちょこ回想。Kさんの見た岡村ちゃんは幾分整った恰幅とアクションとに貫禄が滲んでいてとてもカッコ良かっただとか、私と言えばフジロックで見たDCPRGが気になりつつ気に入りつつ今度ライブに行くだとか、キモノ話や昔の恋の話やなんかも交えつつ取りとめのない神楽坂の夜でした。

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200310/gt2003100204.html



◆タイトなボーダーのカットソー、ジャージ素材のフレアスカート、円形パターンの変型ジャケット、タイツ、エナメルgirlie、茶色い革製のハンドバッグ