久々の休みだったので、朝はゆっくり眠って、ファクシミリで用事を片付けて、その後まちへ。前から気になっていたocailleを覗いてみました。ヨーロッパでシンプルで大人、でバックボーンのあるチャーミング(cogi別注のサクランボ柄マフラーなどといったように)といったラインナップでしたが、特に欲しいものはありませんでした。

一年ぶりくらいに行ったお店の方に覚えられていて、そういうことは今までも時々あるので、相手が他人を良く覚えているたちであるか、私が特徴のあるタイプなのか、またはその両方か。こちらが忘れている事がほとんどなので驚いてしまいますが、同時に心の中でよい商人だな、と思ったりもします。起毛した風変わりな素材でシルバーカラーのスカーフを見せてもらいました。

染めの昼夜帯、船着き場に雪がつもる冬の柄。きっちり和のテイストです。しかし裏はチョコレートのカレを思わせる、カラフルなひし形が抽象的なバックに浮かぶモダン柄でした。たれの部分がほつれていたのでだいぶお買得に。

お友達数人と待ち合わせてシアター・イメージフォーラムカレル・ゼマン レトロスペクティヴへ。今日のプログラムは『水玉の幻想』と『ホンジークとマジェンカ』。『水玉の幻想』は初めて観たのだけれどその画面のうつくしさは想像を越えていました。ガラス細工の登場人物たちがコマ撮り特有のぎこちなさで動き出すと同時にきらめきを引き連れてくる。小樽あたりのお土産にありがちなガラス製の置物と紙一重のような気もするのに、そんなドメスティックな邪念は吹き飛んでしまうほど素敵でした。

笙野頼子の新作の話題が出たのだけれど、実は私も遅ればせながらも気になっていてひとまずブックオフで目についたむかーしの『おカルトお毒味定食』をここ数日カバンに入れていて、読み終えたら著作を何か読んでみようと思っていたところでした。今日聞いた『水晶内制度』の設定、激萌えなんですが。

電車で、向いに立つ女のこの開く本に挟まれていたのは、あら偶然、私も只今使用真っ最中、茶寮都路里うす桃いろのしおりでした。お揃いね。東京だったらカレッタね。抹茶アイスが舐めたいね。

◆紺の七分そでカットソ−、水玉のスカート/紺×白、水玉のスカーフ/グレイ×白、黒いハイソックス、ウルトラスター、リュック