コットンサテンのウエストドローストリングワンピース/紺、二枚仕立てのキャップスリーヴ・シャツ/白、キュロット型のドロワーズ/茶、フロントボタンが円錐形に並んだウールジャケット/紺、ハイソックス/チューリップとストライプ柄・濃紺、シルクスパッツ/黒、カウ・ショルダーレザーのミディアムブーツ/ワックスを塗り込めた黒、小さなダイヤモンドを寄せた細いゴールドリング、花粉のひと粒ピアス

浅草寺伝法院の庭園と大絵馬展へ。皆が口々に「浅草じゃないみたいな場所」というその庭は、なるほど落ち着きと品格漂う回遊式。池を中心に据えたそれなりに激しいアップダウンがぐるり塀の中に内包されていて興奮。あの煮込みストリートの裏手にこんな景色が広がっていようとは夢にも思わなんだ。
大絵馬展は、螺鈿や木彫などを施した絵馬が寄せられた「細工合」が見事だった。職人の空間把握能力の高さ、それを半立体の絵馬に落とし込む力量に目を見張る。いつまでも眺めていられる。デロリの系譜も多く楽しい。
しかし浅草寺はよく焼けているのだな(年表も展示)。吉原花魁の大絵馬が焼けたのはいつの火事だったのか。12月5日まで公開。