ワンポイント入り薄手Vネックニット/ チャコールグレイ、二枚仕立てのキャップスリーヴ・シャツ/白、フランス空軍のカーゴパンツ旧型/カーキ、ウールツイルのシングルコート/黒、ハイソックス/杢グレイ×黒のレオパード柄ニット、カウ・ショルダーレザーのミディアムブーツ/ワックスを塗り込めた黒、白雪姫絵巻のパシュミナストール
三寒四温とは言うけれど、昨日とは打って変わってのこの寒さ。近所の買い物に冬のコートで出かける。本当はこういうときに、表面がコットンやナイロン*1の軽い素材で、中綿やライナーがしっかりしている上っ張りがあれば、軽やかと温かさを両立できていいのだろうけれど、似合うものがなかなか見つからず持っていない。例えばモッズコート。憧れはあれど、お友達のを借りて羽織ってみたらその場にいた全員がダメ出しをくれたので、手を出さないことにしている(でも便利だよねきっと)。

*1:思い返してみれば、二十歳前後からナイロンは苦手だった。厳寒のオホーツクの町に居た頃はやむを得ず脛まであるロングのダウンコートを着ていたけれど(海からの切るような強風にいてもたってもいられず、庇のついた目出し帽も買ったりした)、その後札幌に移ってからは白いレザーのコート。メルトンなどのウール地では粉雪がまとわりつくし、かといってナイロンは(その点優れているけれど)着たくない。それで雪離れがよく風を通さない素材を考えたところがレザー。コンパクトなAラインの膝丈で、打合せはシングル。フード付きの若いデザインで在道中は春になってもよく着た。現在は冬の緩やかな東京住まいなので、着ることは無いけれど懐かしい一枚だなあと思う。