duplo2009-11-14

寝坊をしたあと下のレストランでケーキセット、コーヒーはラヴァッツァ。前に食べそびれた堂島ロールをいただく。皮の食感も、それのサークルの中を埋め尽くすクリームも、美味しい。物足りなさの一歩手前まで甘さを引いて乳脂肪やアルコールと調和をみせる感じ。これは確かに地元の人も絶賛するはずだ。本日の行き先について話し合い、まずは当初の計画通り大黒へ。年の初めに食べてからその後、何度も思い描いた粕汁とかやくごはん。魚はしまあじ塩焼き、ぶりの照焼き、それになすの丸煮とたこ酢。汁物は、白みそとはまぐりの組み合わせにも惹かれたけれど、それはまた今度。
新大阪まで地下鉄、そこからJR快速で山崎駅。下車しゆるやかな傾斜を登り(しかしMBTの足にしてみればなかなか。運動量三倍くらい)大山崎山荘美術館へ。企画展について調べずに行ったけれど、ちょうど伊藤存須田悦弘でどちらも好きなアーティスト。思いがけずかなり嬉しい。モネの睡蓮からイメージを広げたインスタレーション的展示、ルーシー・リーもこちらの常設らしく、ガラスケースの中で伊藤存の刺繍作品と器の組み合わせを見ることができた。
それにしてもこの山荘のなんと可愛らしいことよ。イギリス風洋館建築だそうで、かつてのオーナーの趣味人っぷりにただただ感服。昔のお金持ちの家っていいなぁ。二階の広々としたテラスと続きの間が喫茶スペースになっており、紅葉と眼下の町を眺めながら一休み。庭を散歩し駅まで戻ると日も暮れて、さて夕食はどうしようかな。
京都に着き、第一候補のおでんやに行くも満席(原則、来店した順に案内で予約不可)。以前Tさんに教えてもらったお店を検索、電話してみると席があるとのこと、無事おばんざいにありつくことができた。〆にいただいた豆腐のぶっかけごはんが大変に美味しかった。崩して出汁と和えた豆腐に細ねぎとちりめん山椒。再現してみたい。お土産は駅で黒豆*1、新幹線でよく寝て帰宅。

*1:http://www.housendo.com/ 宝泉堂のもの。地元の人にしてみれば、駅で買えるようになったなんて!くらいの代物らしい