duplo2009-03-20

お墓参りに出かけると、くしゃみがたくさんでた。花粉症対策は今年、ネトルをベースにしたハーブティの常飲と、ネティポットを使用した生理食塩水の鼻うがいで乗り切ってきたが、民間療法ももはやこれまでか。鼻をくずくずさせながら自転車で通りの角を曲がると、正面に金文字で「えびなんとか」と掲げられた和風の間口が広い建物が見え、かに道楽のような海老専門店なのかな、と同行の人に聞いたら有名ソープランドなのだという。エビはエビでも海老反りの。昼間の光の中にいると、ここが吉原と言うことをうっかり忘れてしまう。
先述のネティポットは渋谷のヨガ用品店で求めたもので、ゾウのかたちをしている。簡素なプラスチック製、目や耳のディテールがほんのりレリーフで表されているのだが、子供の頃に薬局でもらったカエルの指人形とか、サンリオ・ギフトゲートのおまけマスコットなどと近しい雰囲気があってかわいい。急須の口のように伸びたゾウの鼻の先を自分の鼻孔の入り口に当てて塩水を注ぎ込むという寸法で、今までマグカップや片口の器を使っていたことからすると、だいぶスマートに鼻うがいができる。しかしどうしても首筋や胸元が濡れてしまうので、使用はお風呂場に限るのだけれど。最近は注いだ塩水を片方の鼻の穴のみならず口からも出せるようになってきた。ちょっと嬉しい。