個人的研究で麻布十番。いろいろな流派があるものだ。帰りに布屋でとても久しぶりに更科蕎麦を食べた。蕎麦はもちろん汁がどちらも甘かった。
試写。美醜が笑いのベースになったものは、よほど注意を払って作らないと後味がまずくなるのは当然なのに、そのあたりのツメが甘いものが横行しつつあるようです。邦画。
夜の吉原もいつもとは違い、道に家族連れなどがたくさん歩いている。しかし客引きのお兄さん達は相変わらず、店の入り口で一般的な人には持ち得ない顔力をたたえて立っている。鷲神社、二の酉へ。明石焼きの屋台でひと皿、注文すると魔法瓶から即席麺のスープとおそらく同じものであろうタレを注いでくれた。それと念願のベビーカステラをひと袋買った。看板に「はちみつ・牛乳・たまご入り」とあって、とくにハチミツがそそるのだけれど、食べてみると別に大したことはない。屋台メニュにおいて、醤油の焦げた匂いを漂わせている食べ物の大抵は匂いのほうが美味しいのと同じように、その原料「はちみつ・牛乳・たまご」は頭の中で混ぜているほうが美味なのだと思った。