土曜日、知人から案内があったので、アノニマ・スタジオのイベント「冬じたく展」へ。大人の手作り文化祭なのですね。リースを出展していらした愛知のお花屋さんを紹介していただく。その後、花想容の江戸小紋展へ。角通しなどが非常に細かく美しい正統派のものから、遊びで着られるトランプ柄やハート柄のものなど、いろいろ。そして9月あたりから培っていたはずのスルー力をかなぐり捨てて、ヘネシーとマウリッツが少年のように…とはいえ加齢によるセンチへの及び腰が原宿ではなく銀座へ足を向わせる。レジで「小分けの袋はお入れしましょうか」と尋ねられるくらいには勝利を得たと思いたい。あのトップスもトップスもトップスもトップスもボトムスもボトムスも全て私一人が着るのです。
日曜日、chiclin et mitsou。会場のGRASに行くたびに、通常のレストラン営業のときにもうかがってみたいと思うのだけれどなかなか叶わないことよなぁ。かのラギッドなショップの服はけっこういいよね、という話など。常々こわいな、と思っていた音楽のジャンルにもおすすめがあると聞いたので近々聴いてみたい。アグレアブル・ミュゼへも足を伸ばした。型染め作家の方の着物と、組み紐ストラップとフェイスに岩絵の具の色彩を施した腕時計の展示が行われていた。エイキン・ドラムとコラボレートの、楽器柄の染め物が可愛かった。大枡ワイン館でエゾ鹿肉と山梨産ロゼスパークリング。
月曜日、六本木で試写会の後、ヒルズのH.P.FRANCEを覗く。今期のウッター&ヘンドリックスのテーマはシュールレアリズムなんですと。原宿の展示会で長っ尻。戦前(現在を戦前と捉えると言うことではない)的な人の話、日本の繊維よ光沢よ、人形の久月、上町のギャラリー、E庵、など。落ち着いていないのに落ち着いて見られることについて考え込んでしまったので、髪を染めてみたりしようかと思った、という案は無理するなということで却下。確かにそれは行き過ぎだけれど、普段やらないことのあれこれに手を出すのは良いでしょう。あと、私の旧姓で検索してこのページに来られた方がけっこういて驚いた。