ようやく念願の並木薮に行けた。久々の蕎麦は沁みた。
谷根千一箱古本市、友だちがドンベーブックスという屋号で出店していると聞き会いに行く。和央ようかが帯を書いているハードカバーを買った。
帰りに谷中の緩い坂道で、散歩中の大きな黒豚とすれ違った。犬にしては頭部が妙に大きいな、と近付いていくと、かすかに鼻を鳴らす音も聞こえ、やはりまごうことなく豚なのだった。毛が硬そうだった。あと昨日、マンションの生垣の奥からグワっともゲェともつかない音が聞こえてきて、大きな蛙でもいるのかと、隙間を思わず覗いたら、真っ白な羽根のアヒルがいた。くちばしの黄色も鮮やかで、よく手入れされている印象。
夜は“白髭橋のK”と呼ぶのがこの頃家ではにわかに流行している店で、200gの和牛ステーキをご馳走になった。