デザート類の注文には、いつも照れがある。特に外で食べる洋菓子に対する恥ずかしさったらない(例外もあるにはあるけれど)。「私にはこれを食べる資格が備わっている」とでも言わんばかりの堂々とした歓びを表情にたたえながら、そのひと皿(に限らず複数でも)に臨める、そういう女性性を獲得してみたい。
「素直にキャーと言える」というセンテンスが浮かんだが、そこから鑑みれば、自分にとってはキャーと言わないほうが素直な状態、であることが多い。大半は困ったり照れたりしている。