リブロで見てまわった絵本の中に角野栄子さんとみやこうせいさんの写真絵本『魔女に会った (たくさんのふしぎ傑作集)』も。小学生の頃*1に白魔術本*2に載っていた写真の、ワルプルギスナイトの様子を眺めてはわくわくしていたものだけれど、暗闇の中炙られ、炎のオレンジを照り返した魔女の顔は珍奇で忘れられなかった。この絵本にはその魔女の顔の大きなカットが沢山出てくる。こういう意匠のお面だったのか、と詳細を目の当たりにすることによってトラウマが解けた。
この「たくさんのふしぎ傑作集」シリーズは面白いタイトルがいっぱいあるのだな。

*1:『黒魔術の手帖』に触れる5年前、どうしょうもない1年生

*2:ルネ・ヴァンダール先生の著書