Iさんからチケットをいただき東京ドームへ読売×楽天の試合を見に行く。熱心に観戦する志向を持ち合わせていないのは、とくに球場の座席において残念なことに思いはすれどもそれはそれ。場を俯瞰していると、普段見ないジャンルのミュージカルを眺めているような気分になって楽しい。大きなスクリーンに映し出されるバッターたちの入場テーマとか、飛行船型のアドバルーンとか、チアガールがきらきらしたポンポンを持って跳ねる様だとか、視線を運ぶ先がたくさんある。腕っぷしの強そうな外国人選手が、球を遠く高くまで打ち上げる様子も、それがファウルだとしても面白い。私は成人男性の性的欲求向けの産業には野球と同じくらい詳しくないけれど、座席をまわる飲料販売員の濃いアイメイクにそれらと近似値の色気を感じたりもした。
普段見ないものといえばもう一つ、先日初めてルミネtheよしもとを見たのだけれど(Kさんに誘ってもらった)、これも面白かった。有名と思しきナベアツとオリエンタルラジオも見ることができた。異世界を垣間見るような気分もありつつ、大笑いもしつつ。今後も、機会があればお笑いに限らずいろいろなものを見たいと思う。
そういえばこちらにも野球場にも、観客席には修学旅行生たちがいた。今どきは見学先も自由度が高いのだろうなあ。