単なるブロンズなのだとばかり思っていたら彩色されていたのだった

シンドラーという名のこの箱もここではレザーにくるまれて。私を乗せて8階まで、さらに係員は外階段に誘うよ。軽金属の足場はフラット・シューズの勝利。天上のシェリーは素直に待ちわびて夢まくら、けれど実際は白馬の腹に伸びるアイアンの支柱が、ベッドでの健やかな眠りを実現させてはくんないのね。テーブル上のnon-noにpopteen赤川次郎が醸すシュールレアリズムは果たして狙いであるのかどうか未だもってなぞではありますが‥だって西野達はエルメスというメゾンを、作品のオファーが来るまで知らなかったらしい、というくらいの人物だそうだから*1

*1:『天上のシェリー』西野達展 メゾンエルメス8階フォーラムにて8/31まで