酒席で、モン・サン・ミシェルに憧れる人につい、江ノ島のようなものだよ、と言い、気持ちを削いでしまったようで、わるかったかなぁと思いました。素敵な場所ではありますが、残念なことに訪れた全ての記憶を神秘性やファンタジーで補強するには本体があまりにも商売上手、観光地なのだから仕方がないと言えばそうなんですけれど、でもまぁ、島の坂道にあるクリスチャン・ショップでロザリオを購入する曹洞宗の日本人の女性、という自分を想像すればどこか滑稽*1という事例が浮き彫りにする、カソリック文化へ向けたすてき・きれい・うっとりの限界とかで、いつものようにぐるぐるぐるしてみたりもする。

*1:なので買いませんでした