ワンストラップと踵の骨

duplo2005-10-21

表革の、エナメルの、薄い底の、スニーカーのような底の、ワンストラップ・シューズ。私はとにかくこの形の靴が昔から好きで、日々数種類を愛用していますが、これは単に少女趣味からきているというわけではない。甲のくりが深いパンプスやバレエふうシューズ(でも幼少の頃、本当にバレエのレッスンで履いていたのはストラップ型、赤。甲の真ん中にゴムが渡してありました)の殆どは、自分の足では履きこなすことができないのです。
私の足は、多分ふつうの人よりも踵の骨が小さい。なのでつま先部分が合っていても、踵は簡単に脱げてしまう。けれどもオーダー・メイドで木型を作る余裕はない(そのうち出来たら嬉しいけれど)。だから甲をバンドで固定できるストラップ・シューズは、足から離れていきそうになる踵の返りを上手にフォローしてくれるので、履いていて何より安心感があるのです。今日は春に履く、控え目でいてつややかなコードバンの一足を選びました。