尻に架かる

これ、書いておこうと思ってまだだった。あの、最近はもう下火になってきてるのかも知れないんですけれど、ギャルの子のジーンズのおしりにCOCOLULUってブランドのロゴがアーチ状にプリントされているあれ*1、通称“ケツルル”と呼ばれているそうなのです、ご存知でしたか。私が知ったのは今年の正月、ギャル服屋の友人経由で。で、なんかね、若いある層の女の子たちは「おしり」と言わずに「おけつ」って言うみたいなのです。
いつだったかTVで、レゲエ・ダンサーの子が振り付けの腰のアクションを説明するときに、そう言ってるのを何度か聞いたんですけれど、すごく違和感があった記憶が。私は、女子はきれいな言葉遣いをするべきなんてちっとも思っていない、はずだったんだけれど。いや、そういう部分とはまた少し別の引っ掛かり方かな、上手く言えませんが。
私が少なくとも一般的だと思う「おしり」って表現が、その人たちにとっては、意識的にしろそうでないにしろ受け入れがたい何か(おおまかに“羞恥心”だと仮定しているんですけれど)があるから、代りの口語を採用しているんだと思ったのですが、にしてもなお、その単語を発してる声色からは照れが感じられるのです。見ている側としては「それならケツって言切ったほうがドライでは?」というもやもや。
でももしかしたら、彼女達にとっては おしり>しり>けつ>>>>>>>>>おけつ、くらいの感覚で、「しり」系統は言葉として発しようものなら消え入りたい程の羞恥に苛まれるものなのかも知れず。でも単にいけてないだけなのかも。しり。

*1:adidasヴァージョン穿いてる男子も見かけたことがある