お正月のお粥

私が生まれた頃には既に亡くなっていた曾祖母のやり方が伝わっている実家では、それに倣って七草がゆの存在は無視され(詳しい理由は分からないのだけれど)その代わりと言うわけではないのだけれど1月14日に小豆と米を炊いた“あかつきがゆ”という土着のメニュをいただく決まりになっている。その塩味のシンプルな風味を私はけっこう好きだったりするのだけれど、今ではすっかり伝統的すぎる食べ物になっているようで地元で実際に作る人はだいぶ少なくなってきているらしい。ということで私は生まれてこのかた一度も七草がゆを食べたことがない(あこがれ!)ので次の機会には作ってみようと早くも来年のことを考えたり。