江梨子が言うのなら“気違い”だってかまわない

気違いと、一体何人が読み間違えたのかしら。まぁそれはおいといて『気遣い喫茶』、もちろん丸ビル丸善サイン会で、ご本人にサイン本仕様にしていただきましたよ。

実際に見たサトエリはとにかく大きいという第一印象。あと、文系的なよくも悪くも素直なお嬢さんだと思いました。黒い目張りが今どきのメイク・テクニックだということは分かっているのですが、その下まぶたはゴスっこ的に見えました。そんで「梁山泊からのファンです」とかゆって握手もしてもらいました。骨っぽくて温かい手だったよー。僅かに臭う人もいたようだったけれど、女性も2〜3割いたし穏やかなサイン会だったとおもいます。

本の内容の方は、ほとんどがポエム仕立てだったのですぐ読めました。全体を通してその描写から、彼女の動態視力のすばしっこさがよーく分かりましたけれど、それに追い付く言語力不足。ううん若さ故の無接続詞? それともあれだ、“サトエリゴロク”として押し切ってんのかしらん。後半の実録ふうショートストーリーでは特にそれが際立っていて、なんといってもイイオトコを見つけた時なんか視界で捕らえるスピードがものすごい。そして同時に、際限なく自意識の経路をぐるぐる巡ってしまう様子も。(プライベートがスクール水着なんて言われたら、全く良い例えじゃないの。こっちとしては痛がりながらも指の隙から眺めたくなってしまいますわよ。)

そして装丁、見るからにってかんじですけれどここでも松田行正。野ばらしかり、松田本はマジック書率高いわねぇ。

丸ビル内をぶらぶらしていると、アンテプリマのワイヤーバッグを提げた女性をたくさん見掛けました。こういうところに丸の内のOLっぽさを感じます。

今日は新しいURLの連絡が数件あるはずでしたが、どこからも来なかったので資料を整理するだけでした。

◆ビーズ刺繍入りコットンリネンのツインニット、ロングデニムスカート、シルクのストール/黒、編み上げブーツ/カーキ、ウィルヘルムの手提げ、